館長だより

館長だよりNo.29 卒業生「ジーニアス・スクエア大会」&親子でけん玉

駐車場のさくらは、つぼみが少し膨らんできました。寒暖差が激しいこの頃、私は少し風邪気味です。皆さんもお体、くれぐれもご自愛くださいませ。

先週14日(金)には、那賀町内の小学校で卒業式がありました。私も列席しましたが、何より嬉しかったのが、卒業生も保護者も、胸に「木の花のコサージュ」をつけていたことです。全て子どもたちの手作りで、一つとして同じものはありません。入学した当時の幼い姿を思い出しながら。自然と目頭が熱くなりました。以前の「館長だより」でも紹介したとおり、「木の花」は当館スタッフが試行錯誤を重ねながら作り上げた「当館ならではのワークショップ」です。13日には、一般向けにもワークショップを行いました。

卒業式の後、「こども食堂とのコラボ」で、卒業生が全員、当館に遊びに来ました。はじめに、卒業生とおもちゃ学芸員さんで、「ジーニアス・スクエア大会」を行いました。大人にも人気のボードゲームで、誰がいちばん早く全てのマスを埋めるか勝負します。普段は1人や2人でやるゲームですが、大勢でやればもっと盛り上がるのではと開催したところ、子どもも大人もみんな真剣に盤に向き合い、「できた。」「やったあ。」の声が上がり、大盛り上がりでした。館内での自由遊びの時間になっても、ジーニアスの対戦を続ける失業生もいました。当館でみんなで遊んだことが、小学校卒業の思い出の一コマになれば嬉しいです。今回の、好評だったので、来館者向けイベント「ジーニアス・スクエア大会」も開催したいと考えてます。

先週末、来館された親子4人のご家族が「五連けん玉」に挑戦していました。何度も何度も挑戦され、幼い妹さんは熱い声援を送るなか、ご両親とお兄ちゃんが達成され、見事、認定証をゲットされました。また、1階の「つみきひろば」では、「KUMINO(クミノ)」や「いちょうの積み木」「かえるくん」「トーテム」等、さまざまな積み木を組み合わせて遊ぶリピータ-の小学生がいました。発想の豊かさには、いつも感心させられます。当館のおもちゃが架け橋となり、家族で仲良く遊ぶ光景。これこそ我々が目指している姿です。

先週のイベントは、15日(土)は「ボッチャ体験会」、16日(日)は「おはなし会」。いずれも毎月恒例のイベントで、多くのご家族が楽しんでくださいました。

今週末は、館内イベントはありませんが、23日(日)は、那賀町木頭文化会館で「第3回木頭クマまつり」があり、当館も「出張おもちゃ美術館」を行います。いろいろな種類のおもちゃで遊んでもらいながら、「木の花」のワークショップも行います。当館から約1時間。多くのイベントやショップもありますので、よろしければ足をお運びください。

大人気シリーズ「地球の歩き方2025~26・徳島」が学研より発刊され、278ページに「大人も子どもも楽しめる『那賀町山のおもちゃ美術館』に潜入☆」と当館も紹介されました。この本を手にとってくださった方が、徳島に県南に那賀町に、そして「那賀町山のおもちゃ美術館」に来館いただくことを願っています。