館長だより

館長だよりNo.41 ほんまもん体験「バラ農園見学」&フラワーアレンジメント

先週末には、お隣の森林美術館の浮世絵展においでたJA関係の団体の方が、当館に立ち寄ってくださり、「こんなとこ、あったんやなあ。」「もっとおりたいなあ。」との言葉。また、遠足の後に再び来た子どもたちからは、「遠足楽しかったけん、今日は家族で来たよ。」「この前は、林業体験ができなかったけん、今日はできてよかった。」との言葉。また、仲良くなった子どもたちが、「おっちゃん、今日も来たよ。」「こんなんできたよ。見て見て。」と声をかけてくれたり、「一緒に遊ぼう。」「お寿司、作ったよ。食べに来て。」と誘ってくれたりすることもあります。多くの笑顔と幸せを届けてくださるお客様には、本当に感謝しかありません。ありがとうございます。

面積の95%が森林で、そのうち人工林が7割を占める那賀町。国内有数の林業地域で、「木頭杉」「相生杉」でも有名です。そのような「当館ならではの遊び」に、「りんぎょうひろば」での「木を切る(伐倒)体験」があります。土日や祝日には、希望されるお子様に一日2回実施し、毎回多くの子どもたちが参加しています。遠足でも好評で、1回に20名以上の子どもたちが体験することもあります。少しでも「林業のリアル」に近づけようと、町内の若手林業家の方にアドバイスをいただいて、今の形になりました。全国でも当館でしかできない「木を切る体験」。スタッフの勤務にもよりますが、平日でもご要望があれば体験できます。遠慮なくスタッフにお声かけください。

また、写真もあげましたが、2階で人気の「マグビルドカラーズ」等をどちらが高く積むか、お父さんと競っていたお子さんがいました。けん玉やこま、ボードゲームで、魚釣りやレア玉子探しでも、親子やご家族で、楽しく勝負をしているのは、とても微笑ましい光景です。

14日(土)は、本年度より始まったイベント「ほんまもん体験第2弾^バラ農園見学&フラワーアレンジメント」。第1弾の「しゃくやく」も好評でしたが、今回は20名を超えるご参加がありました。生憎の雨でしたが、幸田バラ園さんのハウスでは、色とりどりのバラが迎えてくれ、栽培方法や工夫等をわかりやすく説明してくださった後、一人2本ずつ好きな色のバラを摘みました。そして、当館に帰ってからは、フラワーアレンジメント。自分で摘んだ2本を含めたバラ5本とカスミソウやスターチス等の添え花、講師のおもちゃ学芸員さんが用意してくださった葉材を組み合わせてアレンジしていきました。30分ほどかけてできあがった自分だけのアレンジメント。父の日のメッセージを添えたり、自分や家族のプレゼントにしたりしながら、皆さん大切に持って帰られました。このイベントは、「阿南・那賀未来の農業づくり協議会」のご支援により、一人200円の参加費と入館料で実施できています。次回の「ほんまもん体験第3弾」は、8月2日(土)、今、話題の「『相生晩茶」の収穫・製造現場見学‘&飲み比べ」体験を行います。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

15日(日)は、毎月恒例の「おはなし会」。午前、午後で内容を変えられ、お子様もご家族も、絵本の読み聞かせや手遊び、季節の歌などを一緒に楽しまれていました。

さて、今週末のイベントです。22日(土)は当館オリジナルの人気ワークショップ「一輪の木の花づくり『あじさい』」です。杉や桧、さくらなどをカンナでうすく削った木を使って、季節の花「あじさい」を作ります。時間は11時と14時の2回、参加費は500円。まだ定員に少し余裕がありますので、よろしければご予約ください。可愛いカタツムリも作れます。

イベント等のお申し込み、お問い合わせは、那賀町山のおもちゃ美術館(電話0884-63-8110)までお願いいたします。