木育サミットに参加。高校生の活動に元気をもらいました。
2025.02.14
温かくなったと思えば、来週は寒波到来だとか。悩ましい天候が続きますが、桜の冬芽は膨らみ、春はそこまで来ているのを実感します。春よ来い!早く来い!
今週11日には、「第6回徳島木育サミット~木育でつながる町と高校生~」が、アスティとくしまで開催されました。おもちゃ学芸員さんをはじめ、ご参加いただいた皆様には、ありがとうございました。
那賀高校森林クリエイト科と城西高校神山校の発表からは、徳島の林業や森林保全、地域住民との交流等、地域課題の解決につながる多くの実践が紹介されました。高校生の意欲的な取組が頼もしく、私も元気とやる気をいただきました。
那賀町林業振興課村越さんは「那賀町の木育」、私は「那賀町山のおもちゃ美術館の木育」について話しました。那賀高校や県・町林業部局、町内林業・製材関係事業所、おもちゃ学芸員さん等、多くの皆様のご支援、ご協力により、当館の木育が成り立っていることに、あらためて感謝いたします。
また、サミットでは「木の花」のワークショップを行いました。さまざまな年代の方が参加され、「世界に一つだけの木の花」を作られました。サミット会場でも大切に木の花を持たれた方にお目にかかりました。今後は、館内でのワークショップも計画しています。
さて、「木育」とは、全ての人が「木とふれあい、木に学び、木と生きる」取組です。子どもの頃から木を身近に使うことを通して「人と木や森との関わりを主体的に考えていく豊かな心を育む」ことをめざしています。当館では、まず「五感」を通して、金属やコンクリートとは違う「木のぬくもりや柔らかさ、香り」を感じて欲しいです。
今後も、那賀高生や町内小中学生の思いや願いを大切にした館運営に努めるとともに、県南の木育拠点として、町外の子どもたちやご家族にも木育を広げていきたいと考えています。
先週のイベントです。8日(土)は、毎月恒例のフラワーアレンジメントで、今回の花は那賀町で多く栽培されている「コワニー」です。大雪の翌日でしたが、参加された方は、カラフルに花の色を染めたコワニーや黄色のフリージアをフレームに見立てた蔓を組み合わせアレンジを楽しまれていました。
翌9日(日)は、「作って遊ぼう『ポシェット』」でした。自分で描いた絵を型紙にして、シールタイプのフエルトで自由に模様を飾り付けました。小さい子はご家族に手伝ってもらいながら完成させ、どの子も自分で作ったポシェットをかけて、嬉しそうに館内に遊びに行きました。
今週15日(土)はパラリンピックの正式種目である「ボッチャ体験会」。16日(日)は絵本の読み聞かせや手遊びを楽しむ「おはなし会」です。いずれも毎月恒例のイベントで、多くの方が参加されます。事前申込みは不要です。多くのご参加をお待ちしています。